日本史の法則
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日本史の法則―明日を予見する歴史の読み方
渡部 昇一
祥伝社 刊
発売日 2005-06
価格:¥1,000(税込)
価値体系の構築より 2005-07-15
殺人を美徳とする者たちが、一つの組織を形成したら、その組織の将来はどうなるだろうか。他の組織は存在しないと仮定すると、おそらく、お互いに殺し合いを始めるだろう。そして、最後に残るのは一人だけになるだろう。ここでの美徳という言葉は、価値観、と言い換えてよい。すなわち、殺人に価値があると考え、価値を手に入れるためには可能な限り尽力する。こうして、ある程度の未来予測が可能となる。
国民の価値観は、歴史的経緯によるところが多い。これを正しいとするなら、その国の歴史を分析し、国民がどのような価値観を形成したのかを明らかにすると、明日を予見することが少し楽になるだろう。それを狙ったのが本書である。
特に、組織という概念に深くかかわる人々にお勧めする。例えば政治学や社会学の研究をしたり、企業経営やクラブ活動でリーダーシップをとる方々ならば、まさに必読である。
かなり古い本の復刊であるらしいが、日本以外の国についても言及しており、グローバル社会たる現代でも価値を失っていない。とくに情報技術の発達により、組織の形成において地理的距離は無視できる場合もある。本書のような考え方をすることは、大変に有意義であると思われる。
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この記事は2006/5/30に作成しました。
