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私の家庭教育再生論―鍵は「お母さんの知恵」にある |渡部 昇一

私の家庭教育再生論―鍵は「お母さんの知恵」にある私の家庭教育再生論―鍵は「お母さんの知恵」にある
渡部 昇一
海竜社 刊
発売日 2005-06
価格:¥1,575(税込)




当代随一の知力・洞察力の根源 2005-06-18
 本書は一冊で2冊分の読み方が出来る。
まさしく「母なるもの・母の知恵」をキーワードとして、家庭を再生する十の知恵が十の章立てで説かれている。どれも抽象的でなく、実際的でやる気があれば、ただ今から実践できる徳目ばかりである。また、家庭の普遍的意義について歴史的な経緯を踏まえ、深く理解することができる。
 もうひとつの視点は、著者の炯眼、当代随一の洞察力のいかにして育ったのか、得られたものであるのかその根源となるエピソードが開陳されている。つまり、著者の洞察力の根源には、実母の知恵(インリジェンスでなくインテレクト)が深く影響しているのである。
 母の知恵とは、物事の本質をたちどころに捉えてしまう知である。そこに学問的装飾は何もない。しかし、いかなる高名な学者より物事の本質を捉えたのである。例えば、ソ連の本質などである。これなど戦後のスター学者の大内兵衛などよりも結果的には著者の実母のほうがその本質をするどく捉えていた。「戦争が終わっても捕虜を帰さない国など信用できるもんか、、」ソ連を理想郷として崇めていた学者には、この根本的洞察が出来なかった。どちらが正しい認識だったかは明らかだろう。
 読書中、幾度も目が潤んだ。著者の母への思い、愛が行間に滲み出ていた。よくよく読み込めば、今、日本が崩壊の危機に直面していることが分かる。
 その再生のキーワードは、母なるものの復活である。無数の母の無償の愛の力により、日本人は歴史の試練を生き抜きりっぱな日本を造ってきたのである。著者の警告に耳を傾けるべきだ。
 人類の友といわれたベンジャミン・フランクリンの有名な13徳の教えに匹敵するであろう国家の要・家庭を治める10の知恵である。


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この記事は2006/5/30に作成しました。

【渡部昇一の経歴】
1930年生まれ。

大学卒業後、ドイツ、英国に留学。

上智大学講師、助教授、教授を歴任して退職。名誉教授。




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